リスペリドン内用液の味や効果と副作用!飲み方の注意点も
抗精神病薬であるリスペリドンは、主に統合失調症の治療現場で使われていますが、錠剤の他にリスペリドン内用液といって液剤も販売されています。
なので、リスペリドン内用液の味や効果、副作用で眠気などや、頓服としての利用、効果時間について知りたいのではないでしょうか。
それから、リスペリドン内用液の飲み方でお茶との併用についても気になりますよね。
そこで今回は、リスペリドン内用液の味や効果と副作用、また、飲み方の注意点などについても詳しくお伝えしていきます。
リスペリドン内用液の味や効果は?副作用も
リスペリドン内用液とは、0.5mg、1mg、2mg、3mgの4種類が販売されており、独特の苦みがあり、味が苦いグレープフルーツのような感じなんですが、小さく包装されていて使いやすい薬です。
そして、リスペリドン内用液はリスペリドン錠と同じように統合失調症やADHD(注意欠陥・多動性障害)などのような症状の患者に対して、興奮や不安を鎮める目的で処方されているのですが、リスペリドン内用液の方が効き目が出るまでが早いので、錠剤の時のように、飲んで効果が現れる前に突発的に不安などが現れるといった不安がありません。
そうしたリスペリドン内用液の効果時間は血中濃度の変化を見てみると分かり、リスペリドン内容液は最高血中濃度までの到達時間が0.81~2.67時間、濃度が半減するまでの半減期は3.57~20.91時間、一方、リスペリドン錠は最高血中濃度までの到達時間が1.13~3.27時間、半減期が3.91~21.69時間となっています。
つまり、リスペリドン内用液の方が多少は効果が早く感じられるのですが、半減期が短い分、持続時間の点ではリスペリドン錠の方が長く、そうはいっても、効果や副作用に差が現れるほどの違いではないそうです。
なので、処方される際には、より早く効き目を感じた方が良く、発作が頻繁に起きている方にリスペリドン内用液が処方されることが多いようですね。
ちなみに、リスペリドン錠の効果や副作用について詳しく知りたい方は、こちらの記事を合わせてチェックしてみてくださいね。
(関連記事:リスペリドン錠の効果と太るや眠気などの副作用!半減期も)
そして、リスペリドン内用液の副作用はリスペリドン錠と同じで、眠気を妨げる可能性があるので、過剰摂取などには注意が必要です。
それから、リスペリドン内用液は高血糖や糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡といった危険な症状が報告されているので、糖尿病の患者さんは使用を控えた方が良いでしょう。
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リスペリドンの飲み方の注意点は?
リスペリドン内用液はかなり苦いので、100%のオレンジジュースに混ぜたり、味噌汁に入れて飲んでも問題ないそうです。
ただ、リスペリドン内用液の副作用として眠気を妨げることがあるので、緑茶やコーラ、コーヒーなど、カフェインを多く含む飲み物と混ぜたり併用するのは避けるようにしましょう。
それから、リスペリドン内用液は症状によって用法や用量が異なるので、初回は必ず医師に診断してもらい、処方してもらってそれに従うようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、リスペリドン内用液の味や効果と副作用、また、飲み方の注意点などについても詳しくお伝えしました。
リスペリドン内用液はグレープフルーツのような独特の苦みのある液剤でしたが、効果は錠剤タイプと変わらず統合失調症やADHDの患者さんに対して有効で、より即効性が高いので突発的な不安症状が起こりやすい方に向いているのでしたね。
そして、副作用には眠気を妨げる作用があるので、カフェインを多く含む飲み物との併用は避けた方が良く、苦みを抑えるために味噌汁に入れたり、ジュースに混ぜて飲むなどの工夫はOKなので、使いやすい方法を見つけてみると良いのでした。
それから、内用液に関しては医師の処方が必要な薬ですが、錠剤タイプなら個人輸入代行で海外製品を購入することができるので、気になる方はリスペリドン錠の記事もチェックしてみてくださいね!
(関連記事:リスペリドン錠の効果と太るや眠気などの副作用!半減期も)
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