アンテベートローションの強さと頭皮への塗り方!顔には使える?

アンテベートローションとはステロイドの外用薬で、炎症の抑制やかゆみの軽減など、皮膚疾患に効き目の高い薬として処方されています。

なので、アンテベートローションのニキビや円形脱毛症への効果、ステロイドの強さや使い方のポイントで頭皮への塗り方、顔への使用、副作用について知りたいのではないでしょうか。

それから、アンテベートローションは市販されているのかも気になりますよね。

そこで今回は、アンテベートローションの強さと頭皮への塗り方、また、顔には使えるのか、といったことなどについても詳しくお伝えしていきます。

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アンテベートローションの効果や副作用は?

アンテベートローションは炎症を抑える作用やアレルギー、脱毛を抑制する効果があり、特に円形脱毛症やアレルギー性皮膚炎を改善する効果があるステロイド剤です。

具体的には次のような症状への効果があるそうです。

・ 脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎のフケは皮脂が異常に多くなったことにより分解できなくなり、分解を促す真菌が異常発生することでフケが発生すると言われていて、特にこのフケは大きな塊のような形で出るのでスーツ姿の肩に落ちていると目立って恥ずかしいですよね。

そんな脂漏性皮膚炎の薬としてもアンテベートローションが処方されますが、アンテベートローション単体ではなく抗真菌薬と混ぜたものを処方されるそうです。

・ 円形脱毛症

円形脱毛症は免疫反応の異常で、自己免疫システムが誤って自分の毛の組織を攻撃することで、毛の成長が止まり、生えてこなくなったり、脱毛が起きたりします。

そして、原因はまだはっきりとしていないのですが、極度のストレスが原因になっているとされています。

それから、円形脱毛症はアレルギーと同じ免疫異常なので、免疫抑制作用があるアンテベートローションも効果的とのことで、アンテベートローションが処方されますが、通常の脱毛には効果はありません。

・ 頭皮湿疹

頭皮湿疹とは頭の皮膚炎の総称のようなもので、脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、皮脂欠乏皮膚炎、接触皮膚炎などを含みます。

そして、どの湿疹も痒みを伴い皮膚の炎症が生じるので、炎症を抑制する作用があるアンテベートローションは効果があると言われています。

このように、様々な疾患に効能があって便利なアンテベートローションは、頭皮の疾患に処方されることが多いのですが、炎症の強いニキビなどにも効き目があります。

ただ、顔のニキビなどにはアンテベート軟膏を使う方が多いので、頭皮にできてしまったニキビなどにアンテベートローションを使うと良いですね。

それから、ステロイドの強さの中でも「最も強い」に属するため、即効性はあるものの、副作用のリスクも高く、取り扱いには十分な注意が必要です。

副作用は?

アンテベートローションは使い方を誤ると、次のような副作用が起こるとされています。

・ 免疫力低下

・ 皮膚萎縮

・ 毛細血管の拡張

これらはアンテベートローションを使う頻度や使う期間を誤ると生じるので、用法や用量を守って安全な範囲で使うようにしましょう。

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アンテベートローションの使い方のポイント!市販されているの?

アンテベートローションはローションタイプのため、前述のように円形脱毛症や脂漏性皮膚炎など頭の皮膚疾患に使われることが多く、少量を指に出してトントン、と患部に当てるか、一度に出して綿棒で少量ずつ患部に塗るとうまく行き渡らせることができます。

そして、くれぐれも容器から直接塗らないように気をつけましょう。

それから、アンテベートローションは非常にステロイド作用が強いため、顔など皮膚が薄くデリケートな部分には使わないようにし、もしも頭に塗っていてたれてきてしまったらよく拭き取るように注意してください。

また、強いステロイド剤の場合、長期の使用は副作用のリスクを高めるので、長くても1週間以内にとどめ、長期の利用や大量に塗るといったことは控えるようにしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、アンテベートローションの強さと頭皮への塗り方、また、顔には使えるのか、といったことなどについても詳しくお伝えしました。

アンテベートローションは、非常にステロイド効果の高い外用薬で、免疫異常で起こるアレルギー性皮膚炎や円形脱毛症に効き目があり、改善する効果があるのですが、単純な脱毛には効果がなく、使い方を誤ると皮膚萎縮などの副作用が起こる可能性があるのでした。

そして、頭の患部に塗るときは少量ずつ綿棒などを使って当てるようにし、顔など皮膚が薄くデリケートな部位につかないように気をつけ、短期の利用にとどめ、容器から直接大量に塗るなどしないようにして、安全な範囲で使ってくださいね。

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