ジフラール軟膏の強さと効能や副作用!虫刺されや顔には使える?

ジフラールは皮膚の炎症やかゆみ、湿疹などを取り除く抗炎症効果のある塗り薬で、軟膏とクリームタイプがあります。

なので、ジフラール軟膏の虫刺されやニキビ、アトピーや水虫への効果・効能や、クリームやダイアコートとの違い、ステロイドの強さや副作用、陰部や顔への使用について知りたいのではないでしょうか。

それから、ジフラール軟膏の薬価も気になりますよね。

そこで今回は、ジフラール軟膏の強さと効能や副作用、また、虫刺されや顔には使えるのか、といったことなどについても詳しくお伝えしていきます。

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ジフラール軟膏の効能や副作用は?

ジフラール軟膏はステロイド剤の仲間で、比較的強い抗炎症作用と抗アレルギー作用を持つため、短期的に皮膚炎を治療するのに有効で、適応する症状も幅広く、

・ 湿疹、皮膚炎群

・ 乾癬

・ 薬疹・中毒疹

・ やけど

・ 虫刺され

・ ニキビ

・ 紅斑症

などがあり、特にニキビの場合は大きな赤ニキビやニキビ跡も1~2週間程度で改善することができ、ジフラールは軟膏のほかにクリームでも販売されています。

そして、ジフラール軟膏の主成分はジフロラゾン酢酸エステルで、ステロイドの強さとしても最も強いStrongestに属します。

そのため、アトピー性皮膚炎のように重い皮膚炎の状態でも効能があり、様々な臨床実験でも改善の効果を示した実績のある薬の一つです。

ちなみに、ジフラールにはクリームもありますが、ジフラール軟膏の方が白色ワセリンなど肌保護作用のある成分を含んでおり乾燥が気になるアトピーなど皮膚炎のひどい症状には適していますが、クリームはのびが良いので広範囲に使う場合はクリームが処方されることもあります。

ダイアコートとの違いは?

ジフラール軟膏と同様にステロイドが最も強く、主成分がジフロラゾン酢酸エステルとする外用薬にダイアコートがあり、効能もほとんど違いがありません。

ただ、ジフラール軟膏は効果があるのにダイアコートは効かない場合や、その逆もあるので、医師の処方によって使い分けるようにしましょう。

ジフラール軟膏の副作用は?

ジフラール軟膏は非常にステロイドが強いため、使い方を誤ると次のような副作用が生じてしまう場合があります。

・ 発疹、発赤、かゆみ、かぶれ、肌の乾燥

・ 皮膚萎縮

特に皮膚萎縮は皮膚が薄くなり、シワがよったり静脈が浮き出てしまう症状のことで、肌のバリア機能が著しく低下し、他の感染症にかかったり症状がかえって悪化する場合が多いようです。

そのため、次の通り使い方のポイントを押さえて、安全な範囲で使うようにしてください。

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ジフラール軟膏の使い方のポイントは?薬価も

ジフラール軟膏は患部あたりに、1日1~数回、薄く塗るだけでOKです。

そして、多めに塗ったところで効果が高まるわけではないので、あくまで適量とし、塗る期間も長くても3週間まで、できれば1週間程度にとどめ、長期服用をすることで副作用を引きおこさないように気をつけましょう。

それから、顔や陰部など、体の中でも特に皮膚が薄くデリケートな部位に塗ると刺激が強く、副作用を引きおこすリスクが高まるので、できれば避けて別の薬を処方してもらってください。

なので、ニキビや虫刺されの場合でも、顔にできた症状には使わずに、体にできた症状に対して使うようにしてください。

また、皮膚炎の中でも菌やウイルスによる感染症の場合にジフラール軟膏を使ってしまうと、免疫力が下がっている状態の肌の免疫力がさらに低下してしまうので、使用してはいけないとされています。

こうしたジフラール軟膏は先発医薬品のため、グラムあたり31.10円と比較的薬価の高い医薬品で、病院を受診し医師の処方箋をもらわないと購入ができない薬なので、必要な場合は皮膚科などを受診するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ジフラール軟膏の強さと効能や副作用、また、虫刺されや顔には使えるのか、といったことなどについても詳しくお伝えしました。

ジフラール軟膏はステロイドの中でも最も強い外用薬で、湿疹や皮膚炎、乾癬、やけどや、体の虫刺されやニキビ、アトピーの改善効果があるとのことで、クリームタイプよりも軟膏タイプの方がワセリンによる肌保護効果が高く、ダイアコートとはほとんど違いがないとのことでした。

そして、使用上のポイントや期間をお伝えしましたが、これを誤ると皮膚萎縮などの副作用のリスクが高まるため、顔や陰部など皮膚が薄くデリケートな部位への使用は控えて、慎重に使う必要があるのでしたね。

それから、感染症の場合は免疫力をさらに下げて症状が悪化する場合もあるので、ジフラール軟膏の使用は控え、必要な場合は皮膚科を受診し医師に処方をもらって購入するようにしてください。

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