チョコレート嚢胞の時の妊娠率とリスク!体外受精による妊娠は?

チョコレート嚢胞とは、子宮内膜症の一種で、特に痛みがひどく、妊娠に関して影響を与える部分も多い疾患と言われています。

なので、チョコレート嚢胞の時の妊娠率と妊娠時のリスク、自然妊娠はできるのか、体外受精妊娠の場合や、妊娠するにはどうしたら良いのか、妊娠したという事例や妊娠中の痛みや妊娠した時に出血はしないのかといったことが知りたいのではないでしょうか。

それから、チョコレート嚢胞は妊娠すると治るのかも気になりますよね。

そこで今回は、チョコレート嚢胞の時の妊娠率とリスク、また、体外受精による妊娠などについても詳しくお伝えしていきます。

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チョコレート嚢胞で妊娠はできる?妊娠率やリスクなど

チョコレート嚢胞とは、子宮内膜症の中でも最も重い症状の一つで、卵巣の中に袋ができ、その中に古くなった子宮内膜や月経血がたまっていく病気のことです。

そして、卵巣内にできた子宮内膜は生理のたびに増え、卵巣内にたまっていくのですが、古くなるとその子宮内膜と血液は酸化し、泥状に黒くなるので、その様子がチョコレートに似ていることからチョコレート嚢胞という名前がついているそうです。

このようにかわいらしい名前がついた疾患ですが、症状は重く、生理の度に生理痛が悪化していき、生理の時以外でも、下腹部痛や腰痛、骨盤痛などが慢性的に現れたり、性交時や排尿時も痛みが現れるそうです。

そして、子宮内膜症自体も不妊の原因になりますが、その中でも特にチョコレート嚢胞は不妊症の要因になりやすく、そもそも卵巣が腫れ上がって排卵が起こりづらくなりますし、子宮内膜症の炎症によって起こった癒着が卵管に波及すると、卵管がくっつき閉塞するので、せっかく排卵が起こっても受精が難しくなってしまうのです。

このように、チョコレート嚢胞は放置しておくと不妊のリスクが高まることは確かで、不妊症の原因を調べていたらチョコレート嚢胞だったというケースはよくあるので、今後妊娠を希望している方で、生理痛があまりにひどいようであれば、早めに婦人科を受診することをオススメします。

チョコレート嚢胞の時の妊娠率は?

子宮内膜症を患っている女性の約50%が不妊症と言われているので、その中でも特に症状の重いチョコレート嚢胞の場合は、さらに妊娠できる確率は減少すると言われています。

そして、子宮内膜症の場合、患者の3年以内の妊娠率は、軽症の場合は約3~4割、重症となると1割未満と言われているので、子宮内膜症になったからといって100%妊娠できないというわけではなく、ネット上でも子宮内膜症でチョコレート嚢胞を患い、それでも妊娠したという事例は多く見かけますよね。

それから、チョコレート嚢胞は特に自覚症状が強いため、もしかしたらという症状が現れたら、早めに病院を受診し、次のように対策を打つことが大切です。

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チョコレート嚢胞の時に妊娠するには?

チョコレート嚢胞では、病院を受診すると、年齢や症状の重さ、発症部位、今後の妊娠・出産を希望するかどうかなどを踏まえて、トータルで考えて医師が判断してくれるので、まずは検査を受けるようにしましょう。

そして、治療法としては大きく分けて二つあります。

・ 薬物療法

軽症であれば、子宮内膜症の病状の改善を期待して薬物療法を行い、今後の悪化を防ぎ、症状を緩和し、痛みを軽減することを目指します。

そして、激しい生理痛を抑えるために鎮痛剤やNSAIDs、漢方薬などを処方するところが多いようです。

それから、嚢胞が小さく、リスクが高くないようであれば低用量ピルの服用やエストロゲンの分泌を抑制するホルモン剤を投与して病気の進行を一時的に止める方法も選択できます。

この方法で治療の最中は、ホルモンの分泌をコントロールするため、同時並行で妊娠を希望するのは難しくなりますが、治療がひととおり済んで、嚢胞が小さくなって子宮周囲への影響を与えることがなくなれば、人によっては自然妊娠が可能となります。

・ 手術療法

チョコレート嚢胞があると必ずしも妊娠できないわけではないのですが、不妊のケースも少なくないので、不妊治療を行っている方や、骨盤の痛みなど症状が重い場合は、手術の対象となります。

そして、チョコレート嚢胞が大きい場合や高齢の場合は、チョコレート嚢胞が悪性化して卵巣癌になることがあるため、手術を行います。

それから、手術の場合は開腹か腹腔鏡を用いた手術を行い、子宮全摘出か卵巣や卵管のみ摘出するかを、症状の重度によって選んで施術します。

この中で、子宮全摘出の場合はその後の妊娠や出産をのぞむことは難しくなりますが、それ以外であれば妊娠は可能になりますが、あらかじめ体外受精を検討する方が多いので、次の項目でお伝えしますね。

チョコレート嚢胞で早期に妊娠を望むなら体外受精がオススメ!

チョコレート嚢胞は決して珍しい疾患ではなく、特に日本人の女性には比較的多い疾患だそうです。

そして、チョコレート嚢胞を一部摘出したり、薬物療法で小さくしたとしても、再発率が非常に高いため、治療からわずか1年後には再発する方も少なくありません。

そのため、早期で妊娠を望む場合は、腹腔鏡手術で嚢胞をアルコール固定して、早めに体外受精妊娠を薦められる場合も多いようです。

もちろん、手術のリスクや費用のことを考えたり、自然妊娠を望む方は、タイミング法を優先して自然妊娠しようと頑張る方も少なくないですが、その後の症状次第では手術を繰り返すことになったり、体への負担も大きくなります。

そのため、妊娠を望んでいる方でチョコレート嚢胞を患った方は、病院でよく医師と相談の上、その後の方針を決めるようにしましょう。

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チョコレート嚢胞で妊娠すると妊娠中の痛みはある?

チョコレート嚢胞を患っている最中でも自然妊娠をすることは珍しくなく、むしろ妊娠したことをきっかけに子宮内膜症が分かることもあります。

それは、子宮内膜症の自覚症状にも個人差があり、激しい生理痛を伴う人と、まったく無痛の方と両方いるからで、妊娠をきっかけに産婦人科を受診した時点でチョコレート嚢胞や子宮内膜症の罹患について指摘されるのだそうです。

そして、嚢胞のサイズによって、妊娠中に手術をするのかどうか医師が診断するのですが、基本的に症状は妊娠中に発生したり、悪化することはないので、痛みや出血といった心配はありません。

ですが、嚢胞の大きさが7cm以上を超えている場合は、妊娠中でも手術が必要とされ、これは胎児の成長とともに嚢胞が圧迫されて破裂する危険があるからと言われています。

そして、妊娠中の手術は、安定期に近くなった4~5ヶ月に行われることが多く、手術は母胎に対しては負担が大きいものになりますが、赤ちゃんへ影響を及ぼすことはなく、妊娠によってチョコレート嚢胞の症状も軽くなることが多いです。

それに、チョコレート嚢胞があると、流産の確率が2倍になるという統計結果も出ており、これは子宮内膜症によって子宮内膜不全が起きているからだと考えられており、胎盤の成長が阻害され、胎児が育たず、流産してしまうと言われています。

そして、チョコレート嚢胞の症状自体は発生しなくても、組織が周りの組織と癒着し、この癒着が妊娠中の痛みや、出血を起こすことがあるので、痛みがひどい場合には横になって安静にし、痛みが激しい時は医師に相談すると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、チョコレート嚢胞の時の妊娠率とリスク、また、体外受精による妊娠などについても詳しくお伝えしました。

チョコレート嚢胞に罹患すると、卵巣が腫れ上がり、排卵を起こしづらくなったり、卵管が癒着し閉塞すると受精を妨げたりすることで不妊が起こる場合がありますが、必ずしも自然妊娠ができないわけではなく、軽症の場合は3~4割、重症でも1割の妊娠率が報告されているとのことでした。

そして、薬物療法を行えば治療後の自然妊娠は可能ですし、手術の場合でも子宮全摘出でない限り自然妊娠を望むことはできるのですが、術後の再発率が高い疾患のため、早期に体外受精妊娠を薦められることもあるとのことでしたね。

それから、妊娠してからチョコレート嚢胞に気づく場合もあり、サイズによっては手術するのですが、これによって流産の確率も減りますし、赤ちゃんへの影響はないと言われているので、何が今の家族にとってベストかをよく検討し、医師と相談の上で方針を決めるようにしてくださいね!

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