卵巣過剰刺激症候群の初期症状と原因!妊娠率や入院についても

不妊治療で妊娠率を高めるために排卵誘発剤を使用している方は多いのですが、その副作用の一つとして、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)があります。

なので、卵巣過剰刺激症候群とは何か、その原因、腹水などの初期症状、症状はいつまで続きピークはいつなのかや、その間の過ごし方、体外受精との関係や、卵巣過剰刺激症候群でも妊娠は成立するのかといったことについて知りたいのではないでしょうか。

それから、卵巣過剰刺激症候群の症状の緩和方法や治療で入院や、カバサールなどの薬についても気になりますよね。

そこで今回は卵巣過剰刺激症候群の初期症状と原因、また、妊娠率や入院などについても詳しくお伝えしていきます。

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卵巣過剰刺激症候群の初期症状や原因は?

妊娠を望んで不妊治療に取り組む方の大きな悩みとして、排卵誘発剤などの不妊治療薬の副作用が現れることがありますよね。

その中でも注意するべき副作用が「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」で、これは排卵誘発剤により、卵巣内の卵胞が過剰に刺激されてしまい、卵巣が膨張されることで様々な症状が引きおこされる病気です。

そして初期症状としては、卵巣の腫れやわずかな腹水が現れ、ほとんどの場合はこの初期の軽度な症状で済むのですが、稀に悪化すると腹水や胸水の量が多くなり、血栓症や腎不全、呼吸不全を起こすこともあり、入院しなければならないケースもあるそうです。

それから、腹水がたまることで体重の増加が見られるので、食生活に大きな変化がないのに突然体重が増えた時は注意が必要ですし、腹水が内蔵を圧迫するので胸の痛みや吐き気が起こるそうです。

また、喉の渇きや尿が少ないなど、体が水分不足だと感じることが多くなった時は、卵巣過剰刺激症候群の悪化によって脱水症状のような症状になっている証拠なので注意しましょう。

・ 原因は?

不妊治療で排卵を促すために使われる排卵誘発剤は、卵巣を刺激して卵胞を成長させることで排卵を誘発するのですが、この刺激が過剰だと一気にたくさんの卵胞が成長してしまい、卵巣が膨張し、卵巣過剰刺激症候群の原因となります。

そして、自然な排卵周期では、通常1つしかできない卵胞が数十個もできてしまい、卵巣のサイズも通常の3~4cmから軽症では6cm、重症では12cm以上の間で腫れ上がるそうなので、とっても痛そうですよね。

それから、体外受精を行う時には、排卵数を多くする必要があり、卵巣の中で複数の卵胞ができることになり、どうしても卵巣過剰刺激症候群が起こりやすくなります。

・ 卵巣過剰刺激症候群の症状はいつまで?

卵巣過剰刺激症候群の症状は人によって異なりますが、中にはお腹の中で風船をパンパンに膨らましたような、妊婦さんのような状態になるので本当につらいですよね。

こうした症状は、排卵誘発剤の投与からだいたい1週間前後がピークで、それ以降は症状が緩和し、卵巣は腫れたままでも体が軽くなり、普通に生活できるようになるのだそうです。

それから、生理がきたら、急激に回復するのが通常のようですが、妊娠している場合はさらに2~3週間続いてしまいます。

・ 卵巣過剰刺激症候群でも妊娠できる?

卵巣過剰刺激症候群になっても、妊娠することはできるのですが、卵巣過剰刺激症候群になった状態で妊娠すると、ホルモン量の変化でさらに症状が悪化する恐れがあります。

また、卵胞がたくさん発生している状況なので、多胎妊娠の可能性が高まり、母胎や卵巣への負担も大きくなります。

そして、出産のリスクも高まるため、できるだけ卵巣過剰刺激症候群のリスクは回避しながら不妊治療を行う方が理想的です。

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卵巣過剰刺激症候群の時の過ごし方と治療法!予防はできる?

卵巣過剰刺激症候群は基本的には軽症で一過性のものなので、初期症状を感じたら自宅で安静に過ごすようにすると、快方へ向かっていくそうです。

ただ、前述の通り重症化した場合は入院が必要になりますが、入院後も基本的には対症療法しかなく、循環血漿量をある程度維持し、腎不全などの合併症を回避するため点滴を行います。

そして、腹水により痛みがあり、呼吸不全などの問題が起きているのであれば、腹水や胸水を抜き、それと同時に失われるタンパク質を補給するなどの処置を行います。

それから、卵巣過剰刺激症候群になると血液が固まりやすくなり、血栓症などのリスクもあるため、抗凝固療法を行うため、低容量のワルファリンや低分子ヘパリンなどを投与するとされています。

・ 予防できる?

不妊治療を行う際には、病院でも卵巣過剰刺激症候群の発症や重症化が起きないように、予防薬としてカバサールという薬の投与を処方することがあります。

そして、カバサールについては、こちらの記事で効果や副作用について紹介しているので、ぜひ参考までにご覧になってくださいね。

関連記事:カバサール錠の効果と眠気や太る等の副作用!妊娠中の注意点も

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は卵巣過剰刺激症候群の初期症状と原因、また、妊娠率や入院などについても詳しくお伝えしました。

卵巣過剰刺激症候群は、排卵誘発剤の投与で卵巣が過剰に刺激され膨張したり、卵胞が多発するため、特に不妊治療で体外受精をしている方には起こりやすく、初期症状には腹水や体重の増加、吐き気などが見られるのですが、安静に過ごしていれば軽度で済むことがほとんどで、1週間目がピークで、2~3週間以内には治まるとのことでした。

ですが、重症化すると腹水が悪化し血栓症や腎不全のリスクが生じるため、入院するケースがあり、この場合も対症療法を行いながら症状緩和を試みるとのことでしたね。

そして、卵巣過剰刺激症候群になっても妊娠はできますが、母胎や胎児への影響も重くなり、何よりお腹がパンパンに膨らんでつらいので、不妊治療の時点で紹介したカバサールなどの薬を併用し、予防をしっかりするようにしましょう!

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