腸内フローラの検査方法と料金や時間!キットと病院どっちが得?
生活習慣病の予防やアンチエイジング、がんの予防にまで関連すると言われる腸内フローラですが、自分自身の腸内フローラの状態って気になるものの、調べる方法が分からないですよね。
なので、腸内フローラの検査方法で病院で行われる検査内容、料金やかかる時間、保険が適用になるのかといったことが知りたいのではないでしょうか。
それから、腸内フローラの検査を自宅でできる検査キットというのもあるので、病院での検査方法とどっちがお得なのかも気になりますよね。
そこで今回は、腸内フローラの検査方法と料金や時間、また、キットと病院どっちが得なのかなどについても詳しくお伝えしていきます。
目次
腸内フローラの検査方法は?料金やかかる時間なども
腸内フローラとは、大腸に生存している腸内細菌の組成のことで、腸壁にびっしりと敷き詰められている様子がまるでお花畑に見えることから、腸内フローラ(=ラテン語でお花畑)と呼ばれるようになったそうです。
こうした、腸内フローラの最適なバランスは、善玉菌:悪玉菌:日和見菌が2:1:7くらいがちょうど良いと言われていて、このバランスが崩れると普段は得に悪いことをしない日和見菌までが悪い働きをするそうで、次のような健康への害が現れます。
・ 免疫力が低下
・ 肌荒れ
・ 便秘・下痢
・ 自律神経の乱れ
・ 老化を促進
・ おならが臭い
・ 気分が落ち込む
・ 睡眠障害
このように、たかが腸内の細菌といっても肌荒れや老化などにまで影響するなんて、困ってしまいますよね。
そして、腸内フローラを良好に保つことは、美肌などアンチエイジングや生活習慣病の予防など、非常に重要と言われているので、自分自身の腸内にどのような細菌がいるのかを知って、より良く改善していきたいですよね。
腸内フローラの検査方法は?
腸内フローラの検査方法には病院での検査方法と、自宅でできる検査キットを使った検査方法の2種類があります。
病院での検査方法は?
病院での検査方法では、レントゲンを撮って腸内の便やガスの状態をチェックしたり、採便キットで採取した少量の便を検体としてDNAの解析を行い、便の中の細菌の塩基配列を調べ、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の量を調べます。
そして、次のような流れで検査結果を待ちます。
・ 採便キットと問診票をもらう
・ 自宅で採便
・ 病院へ届ける、レントゲンを受ける場合も
・ 2~3週間待って、検査結果と共に医師からアドバイスを聞く
ただ、腸内フローラの検査結果を聞いても、特に腸内細菌のバランスを改善するための薬などが処方されるわけではない上に、検査費用としては最低25,000円、平均的には40,000円、最高で80,000円と病院によってかなりばらつきがあるようです。
しかも、健康保険の適用外なので100%実費での検査になり、結構痛い出費になりますよね。
でも、病院では高度な医療技術を持った専門医が担当について、ビフィズス菌や乳酸菌、バクテロイド、プレボテラ、クロストリジウム、その他など菌別に詳しく腸内細菌の量を分かりやすくグラフにして評価してくれます。
それに、腸内フローラの乱れ具合によって、日頃からの体調管理や体質改善の方法、食生活の改善点、それから自分の腸と相性の良い乳製品やサプリを紹介してくれるところまであるそうなので、明日からすぐに実践できる対策を知ることができますよ。
ちなみに、こうした腸内検査は内科や消化器科に限らず、皮膚科や歯科・美容クリニックなど様々な分野で導入が進んでいるようです。
検査キットの場合は?
DNAの解析技術が進歩したことによって、病院だけではなく自宅で検査できるキットがAmazonや楽天などの大手通販でも購入できるようになりました。
そして、購入した検査キットについている採便器を使って自分の便を採取し、専門の機関へ送付して結果を待つという流れになり、精度の高い検査結果をもらうことができますが、検査結果が出るまでには数週間待つ必要があるそうです。
それから、検査キットには色々な種類があるので、商品名や値段、何をチェックできるかをお伝えしますね。
・ ビフィチェック…12,960円
株式会社ヘルスケアシステムズが販売元となっているビフィチェックは、善玉菌(ビフィズス菌)と悪玉菌(クロストリジウム菌)のバランスのみチェックできるキットで、結果が出るまでには3週間ほどかかります。
そして、このような結果表が送られてくるのですが、腸内フローラには善玉菌や悪玉菌だけでなく日和見菌も多く存在しているので、結構味気ない結果ですし、改善へのアドバイスも「ビフィズス菌を増やすような食事を心がけましょう」という簡素なものです。
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・ マイキンソー…19,440円
株式会社サイキンソーが販売元となっているこちらの腸内検査キットは、6週間程度もかかりますが「腸内細菌タイプ(R型・B型・P型・混合型)」「太りやすさ」「腸内細菌の多様性」「ビフィズス菌割合」「乳酸産生菌割合」「酪酸産生菌割合」「エクオール産生割合」「腸内細菌の組成グラフ」とチェックできる項目はビフィチェックよりも増えます。
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腸内フローラの検査方法は病院と検査キットとどっちがお得?
腸内フローラの検査方法について病院と検査キットの両方について説明しましたが、いかがでしょうか。
値段だけで比較すると、キットよりも病院の方が高くつきますし、保険が適用にならないので結構高い出費になりますよね。
でも、検査キットで安価なものだと検査項目が少なすぎますし、マイキンソーのように病院の安価な価格と同等の金額で受けると検査項目は増えますが、病院で専門の医師によるアドバイスを受けることはできませんよね。
そのため、
・ どの項目をチェックしたいのか?
・ 改善するためのアドバイスを直接聞きたいかどうか
で考えると良いのではないでしょうか。
特にチェックしたい項目が決まっておらず、まずは受けてみたい!という気持ちでしたら市販の検査キットで十分でしょうし、しっかりくまなくチェックして、具体的な改善方法も知りたいというのであれば、病院で高額な検査を一度に受けた方がお得と言えるでしょう。
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検査不要!自分でできる腸内フローラの簡単チェックリスト!
腸内フローラ検査をしてみたいけれど、自分に必要性があるのかどうか分からない方は、
次の通り自分の状態が該当するかどうかチェックしてみましょう。
腸内フローラが悪い状態
・ 便の量が少ない
・ おならが臭い
・ 体臭や口臭も気になる
・ 肌荒れやニキビ、吹き出物が良く出る
・ 便秘・下痢が多い
こんな生活習慣を送っている方も要チェック
・ 野菜や海藻をあまり食べていない
・ 肉や揚げ物、ファーストフードを食べる機会が多い
・ 甘い物を好んで食べる
・ 生活が不規則
・ 運動不足
・ お酒をよく飲む
中でも、特におならが臭いというのは一つの指標になりますが、ニンニクやニラを食べた後は腸内環境が良くてもおならは臭くなるので、「いつも臭い」かどうかをチェックするようにしましょう。
それから、理想的な便はバナナのような形をしていて、黄土色がかっていること、ほどよく水分を含んでいることなどが挙げられるそうです。
なので、上記をチェックしてみて、もしかして私、腸内環境が悪いかも!?と思ったら、検査キットや病院での検査にチャレンジしてみると良いのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、腸内フローラの検査方法と料金や時間、また、キットと病院どっちが得なのかなどについても詳しくお伝えしました。
腸内フローラの検査方法の病院の場合では、レントゲンの検査と採便キットで検査を行い、腸内の細菌のバランスを確認し、3週間ほどで専門医師から結果と改善のためのアドバイスを受けることができ、費用は安くて25,000円ほど、高くて80,000円ほどになり保険適用外なのでした。
一方、Amazonなどで購入できる検査キットは安く項目が少なめのものから、項目が充実したタイプなどがあるので、具体的に検査したい項目があるかどうかなどで病院かキットかを選択すると良いとお伝えしましたね。
それから、今すぐ確認できる腸内環境のチェック項目もお伝えしたので、まずは自分の腸内環境がどうなっていのるかをざっくり確認し、それから検査してみましょう!
検査結果が分かったら、改善する食生活などについて次の記事もチェックしてくださいね!
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