ノルバデックスの効果と体重増加などの副作用!男性の場合も!
乳がんや子宮体がんなどの治療で使用されているノルバデックスは、女性ホルモンをコントロールするために他の目的で使用する方もいるので、その効果について知りたい方が多いのではないでしょうか。
そして、ノルバデックスの服用期間や、飲み忘れや飲み合わせについての注意点、体重増加など太る影響や、髪、血圧、不正出血、おりものなどに関する副作用や、妊娠の可能性、男性の場合についても気になりますよね。
そこで今回は、ノルバデックスの効果と体重増加などの副作用や、男性の場合についても詳しくお伝えしていきます。
目次
ノルバデックスとは?その効果も
ノルバデックス錠は1981年に発売された乳がんの治療薬で、抗がん剤の一種ではありますが、ガンを攻撃する薬ではなく、ホルモンを介してガンを縮小させる非ステロイド性の薬なので、一般的な抗がん剤と比べると副作用が少ないというメリットがあり、現在でも乳がんの治療に多く用いられています。
そして、ノルバデックスには女性ホルモンのエストロゲンがくっつく部位である「エストロゲン受容体」をブロックすることで、エストロゲンが作用できないように働きかけることができるとされています。
具体的には、この画像のようにエストロゲンが結びつくべき場所に入り込み、エストロゲンの働きを邪魔してしまうわけです。
こうしたノルバデックスの主な働きのことを「抗エストロゲン作用」といって、乳がん細胞のエストロゲン受容体にエストロゲンがくっついて、乳がんが増加してしまうことを抑制することができるのですね。
ノルバデックスには排卵誘発の効果も
ノルバデックスを服用して抗エストロゲン作用が働くと、かえって排卵が起こりにくくなるのではないかと思ってしまいそうですが、実はエストロゲンの分泌を助けるという逆の作用が現れるのです。
そして、本来エストロゲンの分泌量は脳が管理していて、脳は体内のエストロゲンの量をセンサーで感じ取っているのですが、このセンサーがノルバデックスの抗エストロゲン作用で阻害されてしまうと「体の中にエストロゲンが不足している」と勘違いを起こしてしまいます。
このことから、不足しているエストロゲンを補おうとエストロゲンの分泌量を増やしていくので、この結果卵胞が成長し排卵へと繋がっていくので、乳がんの治療目的だけではなく、不妊治療にも用いられているそうです。
男性のアナボリックステロイドサイクル中の女性化作用を防ぐ効果も
アナボリックステロイドを使用し、筋肉増強をしようとしている男性は、ステロイドの利用で男性ホルモンが増えるとその一部が「アロマターゼ」という酵素によって女性ホルモンに変わり、その濃度が高まってしまうことで、結果乳房が女性のように膨らむ「女性化乳房」という副作用が起こることがあります。
その場合、ノルバデックスの抗エストロゲン作用がエストロゲンの働きを邪魔して女性化作用を引き起こさないように働きかけることができるので、アナボリックステロイドサイクル中にはノルバデックスの併用がオススメなのだそうです。
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ノルバデックスの副作用は?
できれば、乳がん細胞に発現しているエストロゲン受容体だけをブロックしてくれれば良いのですが、自分の体内の細胞に発現しているエストロゲン受容体もブロックしてしまうため、次のような副作用が現れることがあるそうです。
・ 無月経、月経異常、おりもの増加など、女性生殖器系の副作用
・ ほてり、のぼせ、多汗、血圧上昇など、女性ホルモン低下による副作用
・ 髪の毛が抜ける
・ 悪心、嘔吐、食欲不振など胃腸系の副作用
これらに加え、重大な副作用としては
・ 無顆粒球症、白血球減少
・ 貧血
・ 血小板減少
・ 視力以上、視覚障害
・ 血栓塞栓症
・ 劇症肝炎
などがあります。
さらにごくまれにですが、子宮体がんや子宮内膜症を生じる原因となるとされていて、これらはノルバデックスが子宮に対しては受容体を刺激する方向で働くためではないかと考えられているそうです。
それから、乳がんを治そうとして子宮体がんになっては意味がないのではと思ってしまいそうですが、乳がん細胞の減少効果は、子宮体がんなどの副作用による増加効果よりも30倍も高いそうなので、子宮体がんが怖いという理由でノルバデックスを継続しないというのはあまり良くない判断なのだそうです。
そのため、もしもこうした局面が訪れたら、担当の医師とよく相談して決めるようにすると良いでしょう。
また、ノルバデックスには体重増加など太る副作用もあるとされていて、実際に使用した方は1ヶ月で1kg近いペースで増加すると言われています。
ちなみに、前述の通り、男性がノルバデックスを使用することもあるとお伝えしましたが、男性に対する目立った副作用はまだ報告されていないそうです。
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ノルバデックスの飲み方は?飲み忘れや飲み合わせ、服用期間も
ノルバデックスには10mg、20mgの2剤片が発売されていて、通常成人は1日20mgを1~2回に分けて分割経口投与すると良いとされています。
そして、症状によっては適宜増量ができますが、1日の最高量は40mgを守ることとされています。
それから、ノルバデックスは半減期(薬の血中濃度が半分になるまでにかかる時間のこと)が15~33時間と長い薬で、1日1回の服用で十分効果が持続すると考えられているので、1回くらい飲み忘れても問題ありません。
そのため、昨日分を飲み忘れたからといって2回分を1回で飲んだりせずに、気づいた時に服用を再開するようにしましょう。
また、ノルバデックスは飲み合わせに注意が必要な薬が多いので、次の通り紹介しておきますが、該当する項目がありそうな場合は担当の医師としっかり確認してから服用するようにしましょう。
・ 細胞障害作用のある薬剤…血栓塞栓症の危険性を増大
・ リファンピシン類…本剤の血中濃度が低下
・ 選択的セロトニン再取り込み阻害剤…乳がんによる死亡リスクが増大
・ パロキセチン…乳がんによる死亡リスクが増加
・ クマリン系抗凝血剤…抗凝血作用が増強
・ ワルファリン…抗凝血作用が増強
・ リトナビル…本剤のAUCが上昇
ノルバデックスの服用期間は?
ノルバデックスの長期服用は子宮体がんのリスクを高めることから、投与期間に関しては以前から様々な見解が報告されてきていましたが、最近の報告では5年より10年を推奨するものが多いそうです。
そして、米臨床腫瘍学会(ASCO)が発表した乳がんの診がんガイドラインにおいても、ステージI~IIIでホルモン受容体陽性の患者に対する術後ホルモン療法の項目を更新し、ホルモン受容体陽性患者に対する最長10年までのノルバデックス投与が推奨されたと報告されています。
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ノルバデックスを購入するなら個人輸入代行サイトがオススメ!
ノルバデックスは海外製の医薬品なので、国内の薬局はもちろんのこと、薬事法の関係で楽天やAmazonでは購入することができません。
そして、乳がん治療の目的で使用する場合は飲み合わせの注意点などもあるので、できるだけ病院で医師に処方してもらうことをオススメしますが、不妊治療やアナボリックステロイドの女性化作用を防ぐ目的でできるだけ安価に購入したい場合は、インターネットの通販サイトで購入することをおすすめします。
ただ、インターネットの通販サイトから個人輸入代行の形で購入するのが初めての場合、どこのサイトが安心して購入できるところなのか、分からなくて不安になりますよね。
そんな方におすすめなのが口コミ先で紹介するサイトで、対応が早く丁寧で、信頼できるとユーザーからも評判の高いサイトなので、良い口コミがたくさん集まっていますから、サイトでチェックしてみると良いと思います。
それから、ノルバデックスを購入する場合は1箱3,749円で、複数購入すると割引もきくのでお得に購入ができますよ。
なので、ノルバデックスを試すなら個人輸入代行サイトがオススメなので、気になる方は注意点を守りながらまずはサイトで口コミを見てみてくださいね!
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