前立腺がんが骨転移した時の余命や生存率!痛み等の症状や予後も

画像1前立腺がんは、65歳以上の男性がかかるがんですが、早期発見ができれば予後が良く、余命に影響を与えない病気だとされています。

ただ、稀に進行がんになると、骨転移を起こしやすいので、その場合の痛みなどの症状や予後について知りたいのではないでしょうか?

また、前立腺がんの骨転移で治療や生存率、余命などがどうなっているのかも気になりますよね。

そこで今回は、前立腺がんが骨転移した時の余命や生存率、また、痛み等の症状や予後について詳しくお伝えしていきます。

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前立腺がんが骨転移した時の痛みなどの症状は?予後も

前立腺がんは、日本でも症例が増え続けている男性のがんですが、早期には全く無症状であることが特徴的で、気づいた時には進行してしまい、「進行転移がん」と言って、リンパ節や骨に転移を起こしていることが多いそうです。

そして、骨転移の場合は、背骨や助骨、骨盤などへの転移が多く、転移したケースの約8割を占めるほどの症例の多さだそうです。

ただし、他の臓器のがんでは、骨への転移は末期であることが多いのですが、前立腺がんは比較的早い段階で骨へ転移するため、骨転移の症状が現れたからと言って、すぐに落ち込むことなく、全身の骨の状態を検査で詳しく調べるようにしましょう。

それから、前立腺がんで骨転移した時の症状としては、麻痺やしびれ、痛みが出たり、病的な骨折が多くなるそうです。

そして、前立腺がんで骨転移したからといって、全ての場合に予後が悪いわけではないのですが、がんのステージによっては予後にも影響を及ぼすようになり、患者のQOL(生活の質)が著しく低下するとされています。

前立腺がんが骨転移した時の余命や生存率は?

前立腺がんでは、骨転移が起こってもすぐに余命に影響を及ぼすわけではなく、2~3年と宣告されることが多く、他のがんに比べて比較的長いそうです。

そして、ある大学病院の研究結果では、前立腺がんで全身に5箇所以内の骨転移がある症例の5年生存率は70%と高いことが確かめられているそうです。

なので、この残された時間を、QOLを良好の保ちながら、有意義に過ごしてもらうことが大切という見解が出されているそうです。

特に、前立腺がんによる骨転移では、骨折をしやすくなることが生活へ大きな支障をもたらすので、注意が必要です。

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前立腺がんで骨転移の主な治療法は?

骨転移がある場合は、前立腺がん細胞が増えるのを抑える薬を注入する「ホルモン療法」という方法で治療を行い、これによって骨の痛みが解消されるそうです。

そして、骨転移の治療でホルモン療法を既に行っている患者には「ビスフォスフォネート製剤」という薬を投与し、この薬は骨を破壊する細胞の働きを抑制して、骨を生成する細胞にカルシウムを取り込ませて骨を固め、がんの増殖を防ぎます。

その他の治療では、放射線を照射してピンポイントな痛みをコントロールする「放射線療法」や痛みを緩和させる鎮痛剤(飲み薬、注射、座薬、貼り薬)などの方法で治療していくそうです。

また、健康状態が良ければ、痛みがある骨の組織を削り取る「外科的治療」や人工骨あるいは自分の骨を挿入する「脊髄固定術」でも治療を行うことがあるそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、前立腺がんが骨転移した時の余命や生存率、また、痛み等の症状や予後について詳しくお伝えしました。

まず、前立腺がんでは比較的早いステージで骨転移を起こすため、全ての場合に予後が悪いわけではなく、5年生存率は70%、余命も2~3年と比較的長いのでした。

ただし、麻痺やしびれ、痛みが出たり、病的な骨折が多くなり、生活の質が著しく落ちるため、治療としてホルモン療法や薬の投与、放射線療法を用いて痛みを抑え、がんの増殖を抑えるのでしたね。

このように、他のがんに比べて骨転移をしても予後が決して悪くないのが前立腺がんの特徴ですが、場合によっては進行がんになり余命に影響を与えることもあるので、そもそもの発症を防げるようにしたいですよね。

そのためには、遺伝的な要因から前立腺がんを発症するリスクを調べる遺伝子検査も最近ではメジャーになってきているので、気になる方は命に関わることですので、行ってみることをオススメします。
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