前立腺がんの症状で初期と末期の違い!腰痛についての注意点も!

画像1前立腺がんは65歳以上の男性に多いがんで、早期発見ができれば予後は良いものの、治療が遅れると余命が短く、死亡する方も少なくありません。

そのため、前立腺がんの症状にはどういうものがあり、初期と末期でどのような違いがあるのか、また、腰痛の症状があるときにどのような注意点があるのか知っておくと良いでしょう。

また、前立腺がんの初期での発見のために、検査を行うこともできますが、その際のpsaの数値なども気になりますよね。

そこで今回は、前立腺がんの症状で初期と末期の違いや、腰痛がある時の注意点についても詳しくお伝えしていきます。

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前立腺がんの症状で初期と末期の違い!腰痛の場合は注意?

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前立腺がんは、比較的進行が遅いがんとされているため、ステージの早い段階で発見できれば、手術やホルモン療法で治すことができ、予後も良いとされています。

ただし、前立腺がんには初期の症状として特徴的なものが何もなく、無症状のまま進行してしまうそうです。

そして、もしあるとしても、同時に存在する前立腺肥大症による排尿の障害として、

・尿が出にくい

・尿の回数が多い

・排尿時に痛みを伴う

などの症状が現れるそうです。

それから、末期になってようやく分かりやすい自覚症状が現れるようになるのですが、この頃になると、腫瘍によって尿道や膀胱が圧迫されるため、頻尿や排尿痛、残尿感などがはっきりしてきて、尿や精液に血液が混じることもあります。

さらに、前立腺がんは骨転移をしやすいため、腰痛や背面痛、足のしびれなどを自覚し、鈍い痛みや刺すように激しい痛みなど、人によって様々な症状が現れます。

また、前立腺がんはリンパ節にも転移するため、リンパの流れが滞ってしまって下半身にむくみが見られるようになるそうです。

なので、自覚症状で発見される前立腺がんは、骨転移後の腰痛で見つかることが多いので、原因不明の腰痛が治まらなくなったら注意が必要で、できるだけ早く病院を受診するようにしましょう。

前立腺がんの時のpsaの数値とは?

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腰痛が起きる前でも、人間ドックなどで腫瘍マーカーの血液検査を受けて、PSAの数値が高値であることが指摘された時に、前立腺がんが発見されることも多いそうです。

そして、このPSAとは、前立腺特異抗原といって、前立腺がんになると血液中で増える物質のことですが、稀にPSAの値が正常であっても前立腺がんが見つかることがあるとされています。

ちなみに、PSA検査では、PSAの値が4.0ng/ml以上(50歳代の場合は3.6ng/ml以上)だった場合は、二次検査へと進んで詳しい前立腺がん検査を受けることになります。

そのため、人間ドックで前立腺がんのPSA検査をオプションで追加することもできるようになっているので、できれば定期的な検査でPSAの数値を確認する習慣をつけた方が良いでしょう。

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前立腺がんの検査の費用は?

前立腺がんの疑いがあってPSA検査を受ける場合は保険診療となり、その後の前立腺生検などの精密検査を含んだ入院検査では、トータルして2~3万円で済むそうです。

ただし、自主的にPSA検査だけを受けに行く場合は、単発で5,000円ほどの自費診療となっていますので、早めに受けたい方は、人間ドックなどのオプションにPSA検査をつけると費用はだいたい、2,000~3,000円で済むのでオススメです。

また、自治体によっては前立腺がん検診で無料のところがあったり、500円~2,000円程度の自己負担を設定しているところもあるそうです。

なので、まずはお住まいの地域の役所などに問い合わせてみると良いでしょう。

さらに、がんが起こる要因は遺伝的な要素が7割とされているため、最近では遺伝子検査で様々な病気の発症リスクを調べることもできるようになっています。

そのため、前立腺がんに限らず、様々な病気の発症リスクを一度に調べられる良い機会なので、気になる方は行ってみることをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、前立腺がんの症状で初期と末期の違いや、腰痛がある時の注意点についても詳しくお伝えしました。

まず、初期には自覚症状が全く現れないのが特徴で、症状が現れるのは末期になってからなのですが、がんが進行すると排尿障害を起こし、血尿や排尿の際の痛みがハッキリしてきて、骨転移を起こすと腰痛が起きるので、注意が必要なのでした。

それから、前立腺がんの検査では、PSA値が4.0ng/ml以上だと精密検査に進むので、この数値には注意する必要があるのでしたね。

また、こうしたPSA検査の費用は自治体によって無料になったり、人間ドックのオプションなら数千円なので、万が一前立腺がんになっても早期に対処できるよう、日頃から検査を習慣化すると良いとのことでした。

さらに、がんの遺伝的な発症リスクを調べられる遺伝子検査もメジャーになってきているので、気になる方はぜひトライしてみましょう!
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遺伝子検査について詳しく知りたい方はコチラの記事をチェック!

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