子宮頸がんのレーザー手術治療にかかる費用と再発の可能性!
子宮頸がんは、30代をピークに女性がかかりやすい子宮癌の一種で、世界的に見ても、発症率、死亡率共に乳がんの次に高いがんです。
ただ、子宮頸がんでは、ステージが初期の段階であれば手術治療で完治する確率が高く、中でもレーザー治療が一般的なので、その治療にかかる費用はいくらなのか知っておきたいですよね。
また、子宮頸がんのレーザー手術治療をした場合の再発の可能性はどれくらい残されているのでしょうか?
そこで今回は、子宮頸がんのレーザー手術治療にかかる費用と再発の可能性について詳しくお伝えしていきます。
目次
子宮頸がんのレーザー手術治療で再発の可能性は?費用も
子宮頸がんは、他のがんに比べて原因がハッキリとしていて、HPVという性交渉を感染経路としてうつるウイルスが原因とされています。
そして、このウイルスは子宮の入り口に当たる頸部を病巣に発症し、少しずつ浸潤していくのですが、発症したばかりの初期に見つかれば、手術治療だけで完治する可能性もあります。
それから、痛みが少なく、術後のダメージも少ないレーザー手術が一般的で、次の通り2つの治療法があります。
1) レーザーによる円錐切除術
子宮頸がんのステージ0期~1a期で妊娠を希望する方は、子宮頸部のがんの病巣部位を切除すると同時に、内部の細胞をとることができるため、がんの状態を詳細に把握することができます。
また、円錐切除術後の妊娠では、流産や早産の可能性が高まるデメリットがありますが、コールドナイフで行うものよりも、レーザー治療の方がそのリスクが少なく抑えられるとされています。
そして、術後1~2週間で出血する可能性がありますが、少量であれば心配する必要は無く、治癒するまではスポーツや性行為を控えると良いでしょう。
それから、費用は60,000円程度で、入院期間は2泊3日が平均です。
2) レーザー蒸散術
ステージ0期でがんが目視できる範囲に留まっている場合は、通院での治療もできるレーザー蒸散術で95%の方が完治するとされていますが、がんの状態を把握するために必要な細胞をとることができないため、別の検査で行います。
また、こうした術後の再発率は、病巣を切り取るレーザーによる円錐切除術の場合、切り取った部位を病理検査して、全てを切り取れたとした場合「2~4%」で済みますが、摘出しきれなかった場合「8~15%」と比較的高くなるそうです。
そのため、全て取り切れなかったと診断された場合は、しばらくの間経過観察扱いとなり、定期的に通院して検査を行い、対処していくことになります。
それから、費用は30,000円程度だそうです。
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子宮頸がんで自覚症状はいつ頃現れる?
子宮頸がんの自覚症状は、初期の段階ではほとんど現れないので、子宮頸がん検診を受けない限り見つかることはないとされています。
そして、症状が現れ始めるのはある程度がんが進行してからで、不正出血から始まり、おりものの量が増えて異臭を放つようになり、やがて腰痛や下腹部痛が起こる頃にはかなりステージが進行している可能性が高いです。
ただ、初期段階で見つかれば、再発率もかなり低く、短期間の手術治療で命をとりとめることができますし、術後の妊娠や出産が可能になります。
そのため、できるだけ2年に1度の子宮頸がん検診を定期的に受けるようにし、きちんと自分の体の状態を理解した上で、最近では遺伝子検査などを行って、自分の発症リスクを調べる方も増えてきているので、気になるようであればトライしてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、子宮頸がんのレーザー手術治療にかかる費用と再発の可能性について詳しくお伝えしました。
まず、子宮頸がんのレーザー手術治療では、レーザーを用いた円錐切除術とレーザー蒸散術の2種類があり、がんの浸潤度合いや患者の妊娠の意志などによって選択するのでしたね。
そして、レーザー円錐切除術が60,000円程度、レーザー蒸散術は30,000円程度で、切り取った病巣を病理検査し、全て取り切れた場合の再発率は2~4%ですが、取り切れなかった場合は8~15%なのでした。
こうして子宮頸がんの初期でレーザー手術を行うことにより再発率は低く抑えられるのですが、初期の自覚症状はほとんどないので、定期的な子宮頸がん検診がとても重要なのでしたね。
それから、最近では遺伝子検査で自分の体の発症リスクを調べ、前もって備える方も増えてきているので、心配な方は行ってみることをオススメします。命に関わる問題なので。
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