子宮頸がんで全摘出した時の再発の可能性!入院期間と費用も!

画像1子宮頸がんは、子宮の入り口である頸部を病巣にがんが少しずつ浸潤しますが、その深さによっては、子宮を全摘出する手術をする必要があります。

そのため、子宮頸がんで全摘出した場合の再発の可能性について知りたいのではないでしょうか?

また、子宮頸がんで全摘出した場合の入院期間や費用についても気になりますよね。

そこで今回は、子宮頸がんで全摘出した時の再発の可能性や、入院期間と費用についても詳しくお伝えしていきます。

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子宮頸がんで全摘出した時の再発の可能性は?

子宮頸がんは、20代から30代の女性がかかりやすい子宮癌の一種で、世界的に見ても死亡率、発症率共に二番目に高い病気です。

そして、他のがんと違って原因がハッキリしているという特徴があり、HPVという性交渉を感染経路としてうつるウイルスが原因とされています。

それから、このHPVが子宮頸部に感染することで、細胞の形態が変化する異形成という状態を起こすのですが、ほとんどの場合が体の免疫で自然治癒できる中、排除できないとがんを発症してしまいます。

そして、子宮頸部を病巣に、だんだんと子宮内部に浸潤し、さらに悪化すると子宮の付近の内臓にがんが転移するとされています。

子宮頸がんで全摘出した時の再発の可能性!

子宮頸がんでは、がんの浸潤の度合いを見て、円錐切除術では足りず、広範囲にわたって子宮頸部内でがんが広がっている場合は「単純子宮全摘手術」を行います。

画像3

そして、画像の通り赤い丸で囲まれた部位を全て切り取ります。

それから、術後に切り取った部位の病理検査を行った上で、がんが全て切り取れた場合の再発率は「3%」とかなり低いのですが、もしも取り切れてないと判断した場合の再発率は「19%」もあるそうです。

そのため、こうした子宮頸がんの術後の再発率は、切り取ってからでないと分からない部分があり、体への負担も大きいですね。

子宮頸がんで全摘出した時の入院期間と費用について

子宮頸がんで単純子宮全摘出手術を行った場合は、麻酔も全身に行い、入院期間は7日程度になり、費用は健康保険が適用されても3割負担で220,000円かかるそうです。

そのため、子宮頸がんで全摘出手術を行うことになった場合は、入院前に限度額適用認定証の手続きを済ませておくことをオススメします。

また、術後の運動や仕事は無理のない範囲で行い、少しずつ手術前のペースを取り戻すようにしましょう。

そして、術後に性行為を行うと、多少の痛みや出血がありますが、これについては心配する必要はなく、あまりにも出血が続くようであれば病院へ行くと良いでしょう。

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子宮頸がんで全摘出するステージは?

子宮頸がんで子宮を全摘出するステージは、ステージが0期~Ia1期と初期の段階であっても、行う可能性があります。

ただ、初期で見つかった時に最も多いのは「子宮円錐切除手術」といって、入院期間も2日で終わり、費用も3割負担で60,000円程度と比較的安価に行えて、術後の病理検査で問題がなければ90%の方が完治すると言われています。

ただ、それ以降となると、Ia2期、Ib期、IIa期、IIb期で全摘出の手術を行うことがありますが、術後の病理検査で再発の可能性が認められた場合は、同時化学放射線療法や、単純放射線療法などを行うこともあるそうです。

そして、これによって抗がん剤の副作用や、後遺症に悩まされる方も少なくありません。

そのため、子宮頸がんの場合は少しでも早くがんを発見し、対処することが術後に妊娠や出産が可能な体に戻り、後遺症などにも悩まされないために非常に大切であることが分かりますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、子宮頸がんで全摘出した時の再発の可能性や、入院期間と費用についても詳しくお伝えしました。

そして、子宮頸がんで全摘出した時の再発率は、がんを全て取り切った場合は3%と低いのですが、取り切れなかった場合は19%も残されるのでしたね。

それから、全摘出の入院期間は7日間で、費用も220,000円かかるのでした。

また、ステージ0~1a期であればほとんどの場合円錐切除術で済む中で、場合によって全摘出し、さらにステージが進むと全摘出に加えて化学療法も行うのでした。

なので、子宮頸がんでは少しでも早くがんを発見し対処をすることが大事で、最近では遺伝的要素からがんの発症リスクを調べる方も増えてきているので、心配な方は遺伝子検査を受けてみることをオススメします。命に関わることなので。
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