子宮頸がんの原因でやりすぎとの関係!ストレスや指との関係も!
子宮頸がんは、主に性交渉を感染経路とするHPVウイルスへの感染が原因で発症する子宮がんの一種とされています。
なので、子宮頸がんの原因として、性交渉のやりすぎなどが関係あるのか、また、具体的な感染経路として指との関係はあるのかなど、気になるのではないでしょうか。
また、子宮頸がんに感染したら、ストレスが原因することもあるのか、HPVウイルスの感染であれば夫が相手なのかなども知りたいのではないでしょうか?
そこで今回は、子宮頸がんの原因でやりすぎとの関係や、ストレスや指との関係についても詳しくお伝えしていきます。
目次
子宮頸がんの原因でやりすぎとの関係!指からも感染する?相手は夫!?
子宮頸がんは、20代から30代の若い女性に多い子宮がんの一種で、世界的に見ても乳がんに次いで2番目に発症率、死亡率ともに高い病気なので、十分な注意が必要です。
ただし、子宮頸がんは早期発見ができれば予後が良く、早く治療を行えば完治を望むことも難しくないがんだそうです。
また、他のがんと違って、原因がハッキリしていることが特徴で、感染者の9割は、HPVウイルスといって、皮膚や粘膜に存在するウイルスに感染していることが分かっています。
そして、このHPVウイルス自体の感染は珍しいことではなく、誰もが1度は感染しているくらいありふれたことなのですが、ほとんどの場合は自然治癒するために気づかぬうちに体から排除されているのです。
それから、HPVウイルスの感染は、性病とは全く異なるものなので、性交渉のやりすぎと直接的な関係はなく、単に性交渉の回数が多ければ多いほど、感染の確率が高くなるというだけの話だそうです。
HPVウイルスはどこから感染する?指との関係は?相手は夫?
HPVウイルスは、画像のような経路で感染しています。
つまり、男性から女性へとうつる場合は、陰茎に付着したウイルスに、子宮頸部、肛門、または手指が触れて感染し、さらに感染した女性の子宮頸部、肛門、手指に男性の陰茎などが触れると感染するので、広い範囲にウイルスは生息していることが分かります。
そのため、一般的に性感染症の予防にはコンドームが推奨されていますが、HPVの感染をコンドームだけで予防することは不可能で、装着していることで感染の確率は減りますが、100%シャットアウトすることはできないのです。
そして、HPVウイルスに感染しても自覚症状はないため、前述の通り気づかぬうちに感染して、いつの間にか体内の免疫で排除されてしまいます。
ただ、潜伏期間が非常に長く、10年から15年ほど潜伏していることもあり、いつ子宮頸がんを発症するかは特定することができません。
そのため、子宮頸がんを発症して、原因がHPVウイルスによるものだと分かっても、その感染経路となった性交渉は、現在の夫であるかどうかは分からず、過去にさかのぼっても特定することは不可能だとされています。
なのでよく、子宮頸がんを発症した場合に、夫側から妻に浮気の疑いをかけたり、逆に妻から夫に対して責任追及をする残念な例があるそうですが、HPVウイルスの特性を考えれば、非常にナンセンスな話だということが分かりますよね。
子宮頸がんはストレスが原因になることもある?
子宮頸がんの原因は、そのほとんどがHPVウイルスへの感染とお伝えしましたが、具体的に言うと感染者の99%はHPVウイルスに感染しているという研究結果が出ています。
そして、残りの1%は喫煙や食生活が原因と言われているので、ストレスが直接的な原因になることはないそうです。
ただし、職場の人間関係に精神的なストレスを感じ、それによって喫煙するようになったり、食生活が乱れて肥満体質になってしまうと、結果的にストレスが引き金となって子宮頸がんを発症することはあるそうです。
こちらの画像は、アメリカで様々ながんの発症原因を調査した結果を円グラフにまとめたものですが、たばこと食事・肥満がそれぞれ30%を占めているとおり、子宮頸がんの発症にもたばこや食生活は大きく関係しています。
特に、喫煙習慣のある女性は、禁煙している女性よりも20%多く子宮頸がんを発症すると言われているので、たばことの相関関係は高いと言えるようです。
そのため、性交渉の経験のない方でも、喫煙習慣があったり、食生活が乱れて肥満傾向にある方は、子宮頸がんを発症する可能性が全くないとは言い切れないので、安心してしまうことなく、きちんと定期的な子宮頸がん検診を受診するようにしましょう。
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(関連記事:子宮頸がんの発症率や年齢!自分の発症リスクを知る方法!)
HPVウイルスの予防ワクチンは?
子宮頸がんの原因の99%がHPVウイルスへの感染、と聞くと、そもそもこのウイルスへ感染しないように予防ワクチンを打つことはできないのか、と考える方も多いのではないでしょうか。
そして、日本で使用されているHPVウイルス感染症を予防するワクチンには、サーバリックスとガーダシルの2種類があり、2013年から定期接種が可能になっています。
それから、推奨年齢は小学6年生から高校1年生の女子で、初回接種から1~2ヶ月ずつ間隔を開けて、合計で3回接種するそうです。
ただ、HPVウイルスにも型が様々あり、現在定期接種が可能な2種類は、日本で流行している型の30%にしか対応していないため、ワクチンを接種しても全てのHPVウイルス感染を予防することはできないそうです。
また、過去には接種後の有害事象として見られた慢性疼痛などの症状と接種の因果関係や、痛みが起こる頻度などを検討した結果、現在では国としての「接種の積極的な推奨」の一時中止を決定しています。
そのため、副作用などのリスクを考えても、HPVウイルス予防ワクチンは必要不可欠なものではないので、接種の必要はないと言えるのではないでしょうか。
それよりも、感染してしまうことを前提に、できるだけ自然に治癒できるように、体の免疫力を高めていくことが大切と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、子宮頸がんの原因でやりすぎとの関係や、ストレスや指との関係についても詳しくお伝えしました。
まず、子宮頸がんの原因は99%がHPVウイルスの感染によるもので、感染経路は性交渉ですが、性交渉の回数が多いほど感染する確率は高くなっても、特別な人がうつるものではないということでした。
また、ウイルスは手指を介しても感染し、潜伏期間も10年~15年と長いので、感染の原因の性交渉の相手を特定はできないので、現在の夫が相手とは限らないのでした。
そして、ストレスが直接的な原因にはならなく、それをきっかけに喫煙や食生活の乱れがあると子宮頸がんを発症することはあるのでしたね。
また、HPVウイルスのワクチンは副作用などもあってオススメできないので、感染自体を憂うよりも、子宮頸がんの定期検診を受診して、普段の生活習慣を見直し、自分の体をしっかり把握することが大切です!
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