子宮頸がんで抗がん剤の種類や効果!費用についても!

画像1子宮頸がんは、世界的に見ても、乳がんの次に20代から30代の女性の発症率、死亡率が多い子宮がんです。

そして、子宮頸がんが見つかった場合、がんの性質や進度によっては、抗がん剤治療を行うので、子宮頸がんの場合はどのような種類と効果があるのか、気になりますよね?

また、子宮頸がんで抗がん剤の費用はどれくらいかかるのかも知りたいですよね。

そこで今回は、子宮頸がんに対する抗がん剤の種類や効果、また、費用についても詳しくお伝えしていきます。

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子宮頸がんに対する抗がん剤の種類や効果は?費用も!

子宮頸がんとは、子宮の入り口である子宮頸部を病巣としてできる悪性の腫瘍で、ヒトパピローマウイルスの感染が原因で起こるとされています。

そして、このウイルスは潜伏期間が10年~15年もあるとされていて、ほとんどの場合は自然に治癒するのですが、発症すると少しずつ時間をかけてがん細胞が増殖していきます。

ただ、他のがんに比べて進行が早くないので早期に発見、治療が可能だとされています。

しかしながら、初期の自覚症状はほぼないので、2年に1度は子宮頸がん検診を受診することで、病状を悪化させないように注意することが大切です。

そして、子宮頸がん検診で細胞の状態を調べたり、異常な部位が見つかった場合は精密検査へと進み、拡大鏡で詳しく観察したり、一部を切り取って検査を行い、がんの場合は次のようにステージを分けて診断結果が出るそうです。

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このうち、ステージI・IIの場合は、手術による切除が治療方法のメインとなり、円錐切除術で頸部を切り取るか、光線力学的治療といって子宮の中のがん細胞を包み込んで死滅させる治療法もあります。

また、円錐切除術で病変を切り取れないほど大きく広がっている場合は、子宮の全摘出手術が行われるのですが、この中でもがんのステージによって子宮だけを摘出する場合と、子宮の周囲の組織(卵巣やリンパ節、膣の一部など)も取る場合があります。

抗がん剤治療をするのはどのステージ?

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ステージIII・IVまで進行すると、切除するだけでは対応できなくなるため、放射線療法や、抗がん剤などの化学療法を行います。

そして、放射線療法は、X線やガンマ線を患部に照射してがん細胞を死滅させる治療法で、がん細胞を根本的に治療し、手術後の再発予防補助を目的に行われる場合があります。

そのため、切除手術と合わせて行われることが多いようですね。

それから、子宮頸がんの治療は、手術と放射線治療だけで対応する場合がほとんどですが、ステージの進行が進んだ状態では、これ以上のがんの進行を抑える効果を目的に抗がん剤が利用されます。

また、最近では、手術前にがんを小さくする目的や、手術後の再発予防のためにも抗がん剤が使われるようになってきています。

そして、種類としては、

・パクリタキセル

・シスプラチン

・イリノテカン

・カルボプラチン

・ネタプラチン

などがあり、シスプラチンがメインとなって他の1種類を組み合わせて行う治療が一般的のようで、費用は10万円前後かかるそうです。

また、シスプラチンの投与と組み合わせて、放射線療法を同時に行う「同時化学放射線療法」という治療法もあり、これは外部からの放射線照射で子宮頸部を治療する効果と、膣内から放射線照射で内部のがんの進行を遅らせる効果があります。

ただ、治療費はかなり高額で、120万円ほどかかることが一般的のようです。

このように、子宮頸がんにおける抗がん剤治療は決して安価ではないので、定期的な子宮頸がん検診でがんを早期発見するだけでなく、前々から十分に備えてがん保険などにも入っておくことで、いざという時に費用面でも苦労しないようにしたいですよね。

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(関連記事:子宮頸がんが再発する確率や余命!症状や治療法についても!

子宮頸がんは早期発見できれば完治するってホント!?

子宮頸がんでは、前述の通り、子宮頸部のみに表面的ながんの病巣ができていて、進度もゆっくりで、がんも悪質でなければ、円錐切除術で該当の部位を切り取るだけで治療が終わるとされています。

そして、予後も良く、その後の再発率が低くなるので、生存率も高まって、安心して過ごすことができるので、100%完治することも難しくありません。

ただし、HPVウイルスが体内に残っている可能性があるので、ウイルスががんを再発しないように生活習慣を整え、特に喫煙など子宮頸がんとの相関性の高い習慣はできるだけ早くやめるようにしましょう。

また、HPVウイルス自体は、治療後の性交渉でまた感染する可能性は十分にあり、自然治癒できなければ再度子宮頸がんの疑いが現れることはあるので、定期的な子宮頸がん検診を続けることがとても大切です。

それから、ある程度進行した子宮頸がんの場合は、逆に予後が非常に悪くなり、再発する確率も高くなるので、できるだけ早期の発見をして対処しておきたいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、子宮頸がんに対する抗がん剤の種類や効果、また、費用についても詳しくお伝えしました。

まず、子宮頸がんでは、基本の検診の上で、精密検査に進むとがんのステージを確かめる検査があり、そのうちステージIII・IVまで進むと抗がん剤治療を行うことがあるのでしたね。

そして、抗がん剤治療にはがんを小さくしたり、がんの進行を抑える効果があるため、他の治療法と組み合わせて使われることも多く、シスプラチンをメインにいくつか組み合わせ10万円前後の費用負担が一般的とのことでした。

それから、子宮頸がんでは早期発見ができれば完治も難しくないのですが、進行してからの場合は治療ができても再発する確率が高いので、定期的な子宮頸がん検診で、できるだけ早期発見に努めるようにしましょう。
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