フルイトランの効果と副作用やカリウムの注意点!作用機序も
フルイトランは尿の量を増やして体内の余分な水分を排泄し、むくみの解消や血圧を下げる効果もある医薬品です。
なので、フルイトランの作用機序や効果、半減期や副作用とカリウムに関する注意点、サイアザイドなどについて知りたいのではないでしょうか。
それから、フルイトラン錠は市販されているのか、ジェネリックの購入についても気になりますよね。
そこで今回は、フルイトランの効果と副作用やカリウムの注意点、また、作用機序などについても詳しくお伝えしていきます。
目次
フルイトランの効果や作用機序は?
フルイトランは、腎臓で作られる尿の量を増やし、体内の余分なナトリウムや水を体外へ排泄する医薬品で、むくみの解消のほか、血圧を下げる効果もあります。
そして、本態性高血圧症、腎性高血圧症、心性浮腫、腎性浮腫、肝性浮腫、悪性高血圧症、月経前緊張症といった病気の治療や、薬によって起こったむくみの改善などに使われています。
フルイトランの作用機序は?
高血圧では血管に対して常にストレスがかかっているので、この状態が続くと動脈硬化を引きおこし、脳卒中や心筋梗塞などを引きおこすリスクとなります。
そして、血圧を下げることで高血圧状態を改善する薬としてフルイトランが使用されるのですが、このフルイトランはチアジド系利尿薬(サイアザイド系利尿薬)と呼ばれる種類の薬になります。
それから、利尿薬というのは尿をたくさん出させる作用を持つ薬のことで、体内の余分な水分を排泄することで、血液量を減らすことができ、これによって血管への圧力を減らすことができるので、高血圧の改善に効果があるのですね。
さらに、心臓のポンプ機能が弱っている心不全の症状に対しても、血管内の圧力を改善し、むくみを解消することで心臓機能の負担改善が期待できるのです。
ちなみに、フルイトランの半減期はおおよそ1.5時間前後となっているので、飲んですぐに効果が現れるため、即効性はあるのですが、長続きしないことも特徴です。
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フルイトランの副作用は?カリウムに関する注意点も
フルイトランには発疹やアレルギーのような過敏症状の他、水分の排泄のときにカリウムやナトリウムが必要以上に出てしまうと低ナトリウム血症や低カリウム血症などの重篤な症状が現れることがあるので、注意が必要です。
また、食欲不振、吐き気、嘔吐、便秘、のどの乾き、めまい、頭痛、だるさ、動悸、鼻づまりといった副作用が現れることもあります。
フルイトラン錠は市販されている?
フルイトラン錠は医師の処方が必要な医薬品のため、病院を受診しないと、市販などでは購入することができません。
そして、後発医薬品としてジェネリックも販売されていますが、いずれも医師の処方が必要な薬なので、必要な時は病院を受診するようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、フルイトランの効果と副作用やカリウムの注意点、また、作用機序などについても詳しくお伝えしました。
フルイトランはサイアザイド系の降圧利尿薬で、腎臓で作られる尿の量を増やし、体内の余分な水分を排泄することで血液量を減らし、血管内の圧迫を減少させ、むくみを解消したり、血圧を下げる効果があるので、高血圧症や心不全などへの効果が期待できるのでしたね。
そして、半減期は短く即効性はあるものの、長時間効果が持続しないなどの特徴があり、副作用としてアレルギー症状のほか、低ナトリウム血症や低カリウム血症などもあるので注意が必要なのでした。
それから、フルイトランは病院を受診して医師の処方が必要な薬で、市販薬はないので、必要なときは病院へ行くようにしましょうね!
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