肝臓がんで黄疸や腹水がある時の余命!原因や治療についても!

画像1肝臓がんは、日本での罹患率が男性では45歳、女性では55歳から増加し始め、特に原発性肝がんのうち肝細胞がんと呼ばれるがんが発症例の9割を占めています。

なので、この肝がんを始めとした肝臓がんの原因や食事の仕方や、治療法が知りたいのではないでしょうか?

また、肝臓がんは末期になると黄疸や腹水が現れるとされていますが、この場合の余命はどれくらいなのでしょうか。

そこで今回は、肝臓がんで黄疸や腹水がある時の余命や、原因や治療についても詳しくお伝えしていきます。

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肝臓がんの原因や黄疸や腹水などの症状は?余命も

肝臓がんの原因は?

肝臓がんは、肝臓にできた原発性肝がんと、別の臓器から転移した転移性肝がんに分かれますが、日本での症例のうち9割を占めるのが、肝細胞がんであるとされていて、この発生要因が「肝炎ウイルスの持続感染」だとされています。

そして、ウイルスの持続感染によって、肝細胞で長期にわたって炎症と再生が繰り返されるうちに、遺伝子の突然変異が積み重なり、肝がんへと進展していくと考えられているそうです。

それから、日本では、肝細胞がんの約6割がC型肝炎ウイルスの持続感染、約15%がB型肝炎ウイルスの持続感染に起因するとされていて、これらによって慢性肝炎に至り、炎症が続くことで肝臓の繊維化が進み、肝がんになりやすくなるとされています。

肝臓がんの黄疸や腹水などの症状!余命も

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれていて、初期には自覚症状がほとんどないため、肝炎ウイルス検査を受けない限り、自分が肝炎にかかっていることを知らず、医療機関での定期的な検診や他の病気の検査の時にたまたま肝がんが発見されることが少なくありません。

そして、肝がん特有の症状は少ないのですが、進行した場合に腹部のしこりや圧迫感、痛み、おなかが張った感じなどを訴える人もいて、がんが破裂すると腹部の激痛や血圧低下を起こすとされています。

さらに、肝硬変に伴う症状として、食欲不振、だるさ、微熱、おなかが張った感じ、便秘、下痢などの便通異常、黄疸(おうだん:白目や皮膚が黄色くなる症状)や、貧血、むくみなどが現れます。

それから、肝硬変が進むと腹水(おなかにたまった体液)が出現したり、アンモニアが代謝されずに蓄積されることによる肝性脳症という意識障害を起こすことまであるそうです。

このように、黄疸や腹水が現れる頃には、肝臓がんの症状はかなり末期まで近づいているとされていて、余命は1ヶ月から数ヶ月と大変短い期間を宣告されることが多いようです。

肝臓がんで黄疸や腹水の原因や治療について!食事も

肝臓の肝細胞は胆汁を作り、それを胆のうで濃縮してから十二指腸に送る役割を果たしていますが、肝臓がんになると肝機能が低下して、うまく胆汁を送り出すことができなくなるため、肝臓に胆汁がたまり、黄疸の症状が現れる原因となります。

また、腹水とは、お腹の臓器と臓器の隙間である「腹腔」の中にたまる水のことで、ただの水ではなく患者の血管やリンパからしみ出したもので、タンパク質や電解質といった栄養分が含まれているとされています。

そして、肝臓がんの腹水の原因で最も多いのが血中の「アルブミン」というタンパク質が欠如することで、このアルブミンは普段肝臓で作られ、血中の水分を一定に保つ作用があるのですが、肝機能が低下しアルブミンが少なくなると、血液中にうまく水分が保持されなくなり、腹水がたまってしまいます。

それから、黄疸には今のところ治療法がないとされていますが、腹水はひどくなると腹部が腫れ上がったり、息苦しく、体重が増加、尿量の減少なども見られて、多いときには数リットルもたまることがあり、放置すると細菌が繁殖して腹膜炎を起こします。

そのため、慎重に様子を見ながら利尿剤を使って少しずつ水分を抜きますが、薬でも改善されない場合は、細い管をお腹に刺して直接腹水を抜く方法が行われることもあり、これらは全て対症療法で、根本的な治療にはならないとされています。

また、肝硬変になっている場合は、糖を代謝する機能が弱っているため、糖質の摂取には厳重な注意を受けることが多く、お米を食べるのならお粥にし、代わりに緑黄色野菜や海草類、豆類などのビタミン、ミネラルを意識して摂取すると良いでしょう。

そして、肝臓の再生促進のためにはタンパク質は重要ですが、人によっては脂肪の代謝がうまくいかなくなることもあるため、なるべく動物性タンパク質ではなく大豆などの植物性タンパク質から摂る方が良いとされています。

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肝臓がんに1935年生まれが多いのは何故?

年齢別に見た肝臓がんの罹患率は、男性では45歳、女性では55歳から増加し始め、70歳代に横ばいとなり、年齢別に見た死亡率も同様の傾向にあるようです。

そして、この肝臓がん罹患率と死亡率の年次推移を生まれた年代別に見ると、男女とも1935年前後に生まれた人で高くなっています。

それは、これら1935年前後に生まれた人が、日本における肝臓がんの主な要因であるC型肝炎ウイルスの抗体陽性者の割合が高いことと関連しているんだそうです。

ただ、肝臓がんや子宮頸がんは、他のがんと違って原因ウイルスが特定できることが特徴で、特に肝臓がんはC型やB型肝炎ウイルスの検査を受けると、早めの予防ができるとされています。

そのため、特に1935年前後の生まれの方など、気になる方はこれらのウイルス検査の受診をオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、肝臓がんで黄疸や腹水がある時の余命や、原因や治療についても詳しくお伝えしました。

まず、肝臓がんの原因は、B・C型の肝炎ウイルスに感染し肝炎を起こすことだとされていて、悪化すると肝硬変を起こし、肝機能の低下によって肝臓が正常に働かなくなりますが、黄疸や腹水が現れると既に末期で、余命は1ヶ月~数ヶ月とされるとのことでした。

そして、黄疸には特に対処法がなく、腹水には利尿剤を少しずつ使ったり、直接管を通して水分を抜いたりしますが、対症療法に過ぎず根本的治療にはならないのでした。

肝臓がんは子宮頸がんなどと並んで原因ウイルスがハッキリしており、ウイルス検査を受けることで予防にもなるので、C型肝炎ウイルスの抗体陽性者が特に多い1935年生まれの方など、気になる方はウイルス検査を受診することをオススメします!

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